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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
ターゲットを確定させる(幼稚園・保育園向け人材派遣編)
掲載日:2008年2月15日第3回の今回は「幼稚園・保育園向け人材派遣におけるターゲット」についてお伝えします。
ターゲットはもちろん幼稚園と保育園。まずは、幼稚園と保育園の現状を知ることから始めましょう。
私自身も保育園だけでなく、幼稚園のコンサルティングを実施したこともありますし、船井総研としても幼稚園業界のコンサルティングは伝統があります。
一言で言うと、幼稚園は少子化の影響を強く受けて毎年100園ずつ廃園となっているのに対して、保育園は毎年30園ずつ増加しています。
その結果、課題も大きく異なります。幼稚園にとって、教育内容以外での最重要課題は「園児募集」です。そして、保育園に関しては保育内容以外では「人材募集」となります。
これだけを見ると、「保育園の方がニーズはあるのか?」と思いますが、そんなことはありません。幼稚園で園児募集に困っているところは、経営的な安定性が弱いのが現状です。そうなると、その代償は職員のモチベーションや給与へと影響します。そうなると離職率は上がってしまいます。
また、双方で共通しているのが、「女性社会であること」です。当然、結婚、妊娠、出産、子育てと経験していくので、いつかは退職せざるを得ない状況にあります。
結果的には、どちらもニーズは存在しているのです。そして、そのニーズは近年高まっています。
それではそのような状況下で、どのような形でターゲッティングをしていくのが良いのでしょうか?
ターゲットで大切なのは「絞込み」です。これは経営の鉄則です。次回は、この「ターゲットの絞込み方法」についてお話をしたいと思います。
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