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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:下田寛之
    • 会社名:株式会社船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

戦略策定の前に~環境適応の重要性~

掲載日:2008年3月28日

いつも、ご愛読有難うございます。船井総合研究所の下田寛之です。

前回、今後、経営を行っていく上で経営戦略の策定とコンセプトの明確化が重要というお話をいたしました。経営戦略を立案する際には、あることをしっかり読み、そのあることに適したコンセプトを明確化しなければなりません。あることとは何でしょうか?

答えは、「環境」です。

経営とは、環境適応業であり、その環境をしっかりと見極めて適応していくことが大切です。船井総研では、環境適応を次の2つに分けて考えます。

・企業の外部環境に適応する「時流適応主義」
・企業の内部環境に着目した「一番主義」

時流適応主義とは政治、経済、社会、消費環境、業界動向といった外部環境=時流を見極め、「何をすべきか」を考えるものです。

また、一番主義とは、自社のヒト、モノ、カネ、技術、情報といった経営資源の強み・弱みを分析し「何ができるか」を考え、自社の力を把握した上でナンバーワンやオンリーワンになれるものを見つけ、強みをさらに高める努力を続けることです。
 
時流適応すれば、ナンバーワン、オンリーワンを持たなくても、それだけで充分に業績を伸ばすことができます。一方、ナンバーワン、オンリーワンを持てば、たとえ時流不適応だとしても、おおむね業績は伸張します。

したがって、経営にとって重要なことは、常に時流適応のものを探し続けること、一方で、時流不適応になった場合にも生き残れるナンバーワン、オンリーワンをつくり上げていくことです。

次回以降は、戦略策定のための流れと手法を説明して参りたいと思います。

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