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人材を獲得したい

    • ライター名:都築 裕一
    • 会社名:キャリアフィールド株式会社
    • 国内最大級の保育専門の求人サイト「求人情報ナビ+V」を運営。 求人サイトだけでなく、保育学生向けフリーペーパーや就活イベントなど独自の展開で、人材サポート実績は、1,600社4,000施設。

(続)わが社の採用 ~採用のコンセプトを考える~

掲載日:2008年9月 1日

先月のコラムでは、当社の『採用コンセプト』について書きました。

新卒、中途と対象が変わっても、当社の採用コンセプトは基本的に変わりません。それでは、なぜ、新卒採用は順調、中途採用は苦労する結果となったのでしょう?

両者の広告コンセプトの違いは、下記のとおりでした。

 【新卒】…成長や仲間など働き方をメインにした求人広告 
 【中途】…女性の社会進出など女性支援のイメージメインにした求人広告

どちらも、「やりがい」を訴える内容に見えますが、
この広告コンセプトこそが、明暗を分ける分岐点でした。


新卒採用時の広告コンセプトは、「会社や個人の成長」を直接指しており、
伝える側と、受け取る側で意味のズレが少ないと言えます。

一方、中途採用の広告コンセプトは、立場によって受けるイメージが違ってしまいます。わたしのイメージは、「女性を支援していくために、がんばれる人」

ところが、応募者の中には、
「女性を支援しているのだから、女性支援制度が充実した会社なのでは」
と考えている(様子の)方が、多くいらっしゃったようです。
もっと平たく言うと、「楽しそうなことをやりたいけど、苦労はしたくない」
と感じられる方もいました。


当社は、設立間もない会社。
待遇面や福利厚生等は大手企業のようにいかず、現時点では「社員にやさしい企業」ではないかもしれません。
ですが、個人の成果が会社の成長に直結している充実感や、
また、その成果がダイレクトに個人に還元されやすい仕組みが持てるのは、大手企業では経験することの少ない、大きな魅力だと言えます。

だから、そこをダイレクトに訴えた新卒採用は成功し、漠然としたイメージで訴えた中途採用はターゲットがぼやけたために苦労しました。

注目を集めるだけの広告だけでなく、選考方法や応募対象にあわせた
求人広告のPR方法を考えていかなければならない
、ということを改めて実感しました。他人事だとよく分かるのに、いざ当事者になると忘れるものですね。

そういう意味で、良い経験だったな、と感じます。

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