みなさん、こんにちは。船井総合研究所の荒井です。

今回ご紹介する施設は大田区にあります「子供の部屋保育園」です。
前回に引き続き、コンセプトを明確に打ち出している保育園です。

こちらの施設のコンセプトは「本物追求型施設」です。
人間の本質である「遊ぶ・食べる」ということを徹底的に追求しています。

まず「遊ぶ」という点についてですが、園内では園児たちは常に裸足です。それは「冷たい・サラサラしている・
ふんわりしている・ドロドロしている」という感触が、手・足・身体全体から伝わって、脳へと刺激を与えると考え
ているからです。

裸足で生活し、様々なものに触れることにより、自律神経が発達し、子ども達は想像力豊かに成長します。その
ような子ども達の成長を考え、園内、園庭では常に裸足で子ども達は駆けまわります。

次に「食べる」です。
前回はマクロビオティックを導入している施設をご紹介しましたが、こちらの園でも同様に無農薬野菜、玄米、無
添加食品を用い、また旬のもの、身体によいものを献立として考えています。

甘いものは避け、素材の味を大切に生かしながら塩、しょう油、みその調味料で味付けをし、大切り野菜や硬い
ものをしっかりと取り入れ、よく噛んで食べられるよう工夫しています。

日本の風土、日本人の身体に合った食品を選ぶため、こちらの施設も牛乳は用いません。又、赤ちゃんには食
品添加物が30種類以上も入っている粉ミルクは避け母乳で育てることを勧めています。

このような取り組みは保育施設にいる間だけでは意味がないため、家庭での取組み指導も徹底しておられます。
（家庭で実践できない方には入所をお断りしているそうです）

子どもの健康、そして成長を考え、本物を追求し訴求する。
園長の想いとこだわりが全面に打ち出された施設です。

ぜひ皆さんも自社のコンセプトを今一度見直してみてくださいね。