ホームページのご提案をするとき、今ではその必要性を説明することは
なくなりました。

すでに理事長や園長の皆さんが、園の広報活動にホームページは
欠かせないという認識をお持ちになったからです。

かわって

「どのような情報を追加して差別化したらよいか」
「保護者との双方向の交流をはかるにはどうしたらいいか」
「閲覧状況を分析するにはどうしたらいいか」

などといったご相談を受けるようになりました。

　幼稚園や保育園選びでは、皆さんの園のホームページが多くの
保護者によって比較されています。
引っ越したばかりで地域の情報が少ない方や、
ご近所とのおつきあいの機会が少ない方にとって、
ホームページが貴重な情報源だということは想像がつきますが、
実はこうした条件の方々だけが閲覧しているのではありません。

地域に住まう保護者たちもまた、園に出向いたり、
問い合わせをしたりする前に
ホームページを見てまわり「下調べ」をしているのです。

「ホームページがきちんとしていて好印象でした。」
「保育の日常が詳しく報告されていたので決めました。」
保護者からはそんな声も聞かれます。

　また、園のホームページで保育や行事の風景を見るのは、
お父さんやおじいちゃん・おばあちゃんたちの新たな楽しみにも
なりました。家族のだんらんにて、ホームページに掲載されていた
記事のことが話題になることもしばしばです。

「先生、元気かな。」「あの遊具、まだあるかな。」
卒園生が懐かしさを覚えて、
園のホームページを見る機会も意外と多いのだそうです。

　そういえば、ある園ではテレビ局から取材の依頼を受けた
そうですが、そのきっかけはホームページだったそうです。
番組制作会社のスタッフがおもしろい企画のアイディアを求めて、
インターネットで情報収集していたところ、
こちらの園の取り組みを知って注目したのだとか。
これは嬉しい誤算でした。

　ホームページは園の「今」を映し出す鏡。保育方針、
子どもたちや先生たちの楽しい取り組みにあわせて、
常に更新やリニューアルをはかっていきたいものです。

また、同時に「決算書」「事業報告書」の開示、「苦情解決」の窓口など
情報公開の対応も進めていかなければなりませんね。

そのあたりはまたあらためてお話したいと思います。