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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
エリアターゲットの設定(1)
掲載日:2008年10月 7日みなさん、こんにちは。船井総研の大嶽です。
さて、今回は施設のエリアターゲットの設定についてお伝えします。
先日ある企業様からこんな相談を受けました。
「先月新規開設を行なったのですが、子ども達が集まりません。チラシやホームページ、看板など様々な媒体を活用したのですが、何故なのでしょう。。。」
色々とお話を伺っていると、ある課題が見えてきました。
その施設が出していたチラシの範囲や看板の場所、ポスティング先などが全てターゲットとすべきエリアに
してはならないエリアに出していたのです。
そこは徒歩15分程度でAというターミナル駅があるのですが、そこを中心に集客活動を行なっていました。
しかし、実際に地図を広げて見ると、そこから入会する可能性はきわめて低いのです。
何故ならば、保護者は朝の通勤で出来るだけ手間の掛からない場所を選択しますが、遠回りをしなければ
その保育園には通えないのです。
それでは仮に目にしたとしても、「あの施設は朝の通勤を考えると不便だから違う施設にしよう。」とあきらめて
しまうのです。
そこで、私の提案としては、
・ターミナル駅周辺の集客活動はあきらめる
・駅は小さいが最も近いB駅を中心に集客活動を行なう
これで恐らく集客効果は変わってくると思います。
エリアを間違えて集客活動をすると、折角素晴らしい媒体を作っても意味がなくなるのです。
改めてエリアターゲットを見直してみてください。
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