これまで、より良い人材をできるだけ早く採用するために、職場環境や理念など、他と差別化できるような特色づけをした求人広告を作ることの重要性について、何度かお伝えしてきました。

今回は、求人広告で記載できない表現について。

当社の求人広告で、実際にお客さまからお伺いする要望で困るのが、男女いずれかの限定と、年齢に関する記載です。他にも、「これはギリギリOKに見えるけど、やっぱりNG！」というものも結構多くあります。

では、ここで問題。下記の性別を限定した募集要項、○か×か？

　1）現在、女性が圧倒的に多くバランスがわるいので男性のみを募集
　2）保育園の仕事。子供が安心してなつきやすいという理由で女性のみ募集
　3）体力勝負の仕事なので、男性のみ募集
　4）女性はいつ結婚や出産をするか分からないので、男性のみ募集
　5）女性専用サロンで、お客様の素肌に触れる仕事。スタッフも女性のみ募集

基本的に、男女いずれか限定して募集することはできません。
（業種・業態や環境によって、例外的に性別を限定できる場合もあります）
正解は、○⇒1と5　×⇒2、3、4

上記で×のものは、求人広告に書いてはいけないだけでなく、それを理由に合否を決定することが違法です。

では、次の問題。下記の記載を求人広告に記載することは○か×か？

　1）男性保育士歓迎
　2）女性歓迎
　3）健康な方
　4）○○経験者、35歳まで
　5）○○市在住の方
　6）通勤が、電車で○分以内の方

これは、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
正解は、すべて×です。