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- ライター名:鈴木 あゆみ
- 会社名:株式会社サンロフト 保育者向けIT専門紙「パステルIT新聞」
- 2,000ヵ園以上のIT化支援に携わってきました。保育のIT専門紙「パステルIT新聞」の読者は既に4万人超。IT発想をプラスして、より楽しく充実した保育をしませんか?
「ひらめき」を信じてみませんか?
掲載日:2008年12月18日小田原にある幼稚園に取材に行ってきました。
こちらの幼稚園では、みずから考え、気づく子どもになるようにと
30年以上も前から「パソコンあそび」による感性教育を実践しています。
「パソコンという道具は、みずから考えながら操作し、
やりたいと思ったことができるようになるので、
子どもたちの脳に良い刺激を与えるに違いない。」
園長先生はそう確信しました。
そして、海外のコンピュータメーカーの社長に直接交渉をするなどして
イメージしたとおりの保育環境を創ったのです。
「必要だと思ったことは、何でも取り入れたい」
そう考える園長先生は、IT導入にも積極的。
運動場には「ウェブカメラ」が取り付けられ、
子どもたちが楽しく遊ぶ様子を保護者だけが
パソコンや携帯電話で見られるようになっています。
また、送迎バスにはビデオシステムも搭載。
バスでの移動時間も楽しく学べる工夫をしています。
「私が何かひらめいて新しいものを導入しようとすると、
『園長、またですか?』と職員たちは心配そうな顔をするんですよ。
ITに関係するものは特にそんな感じ。
でも、導入後の効果には、みんな納得してくれているでしょう。」
園長先生は豪快に笑います。
保育理念にあうかどうか、使いこなすことができるか、
弊害はないか、期待した費用対効果が得られるかなど
新しいものを導入するときは、慎重に検討することも必要ですよね。
しかし、長年のキャリアから生まれる「ひらめき」を信じて
それを実現するにはどうしたらよいかを考えるとことが
よりよい状況をつくっていくこともあるかもしれません。
「おもしろそう!」「便利そう」だと思うものだったら
きっとそれは、皆さんに何かをもたらすものなのではないでしょうか。
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