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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
保育事業を始める前に考える事(2)
掲載日:2009年5月25日みなさん、こんにちは。船井総研の大嶽です。
前回は保育事業を始める前には新規事業のポイントを抑えることの重要性を問いましたが、今回も引き続きそれをご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは「投資回収期間」です。投資回収期間とは初期の投資に対してそれら費用を回収できる期間を指します。例えば、初期投資で2,000万円掛かる飲食店があるとします。その飲食店が
・初年度:-200万円
・2年目:+300万円
・3年目:+400万円
・4年目:+700万円
・5年目:+800万円
の場合、投資回収期間は「5年」となります。この期間が長い事業はリスクも高く、魅力的でないといえます。
これを保育事業に置き換えてみましょう。
例えば700万円の初期投資で営業利益率を10%前後とみます。仮に1施設売上高を2,500万円とした場合、
・初年度:-100万円
・2年目:+200万円
・3年目:+300万円
・4年目:+300万円
と辿ると回収期間は4年となります。(※あくまで参考値です。)この期間が短ければ短いほど参入価値が高まります。是非参考にしてみてください。
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