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施設の業績を向上させたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

塾業界で成功しているノウハウ~前回の続き~

掲載日:2009年6月18日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

さて、今回は前回お伝えした内容の続きで、

「低単価低頻度サービス」

について学習塾の事例を元にお伝えしたいと思います。

保育業界にもきっと参考にとなる部分があると思いますので
一度ご検討下さい。

私のお付き合い先のあるAという学習塾の新年度スタート段階
での生徒入会状況が昨年対比で70%という厳しい状況となりました。

実は今、学習塾では不況による生徒減が深刻な問題となっています。

しかし、そのままの状態にしておくにもいきません。

そこで、私の方でご提案させていただいたのが「低単価低頻度サービス」
というものです。

その内容は、これまでの月4回から月3回へと1回分授業を減らし、その分
価格を下げた(マイナス25%)というわけです。

これは値下げではありません。

塾における保護者のニーズを一言で言うと、

「塾には通わせたいけど、今の授業料を払い続けるのはちょっと大変・・・」

というものに尽きます。

特に中間所得層~低所得者層はこれが顕著です。

しかし、これによって、新規入会が増え始めました。
(今では昨年対比90%まで巻き返しています。)

このように、頻度を減らして単価を下げる取り組みは本来ならばやりたくは
ない戦略です。

しかし、不況期に対応した戦略を取らない方がよっぽどリスクが高いと言え
ます。

特にベビーシッター会社の方は是非参考にしてみてください。

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