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- ライター名:荒井 香織
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
人財教育の考え方~その1~
掲載日:2009年7月26日みなさん、こんにちは。船井総研の荒井です。
これまでこちらのコーナーでは戦略策定や、経営の考え方などをお伝えしてまいりましたが、今回からは保育士の教育についてお話していきたいと思います。
保育サービス業を行う上で、頭を悩ませることの一つに保育士の教育があるかと思います。
やはり保育サービス業を行う上で一番重要と考えられるものが人財の教育です。保育士というのは、一般企業と異なり、一度この業界に入るとなかなか別の業界に移りづらいのが現状です。
保育士の方々の特性として考えられるものが、
1.子どもに関してプロフェッショナルである
2.創造性や表現力が豊かである
3.子どもが大好きである
反面、
1.マナーや一般のビジネススキルを苦手と思う人が多い
2.一般常識や業界外のことについて疎い
などです。
多くの保育施設で子どもへの接し方は教えるものの、一般教育やマナーをしっかりと教える施設が少ないというのも現状です。業界内で働いている方が多いため、しっかりとした教育を受けずにいる方も多いようです。
ゆえに、電話対応や保護者への対応部分で、クレームを受けてしまうこともしばしば見受けられます。
子どもへの対応はプロフェッショナルでも、保護者への対応はイマイチとなってしまっては、今後保育施設がますます増えていく中で、生き残っていくのは難しいかと思います。保育サービス業の今後は、単に「子どもを預かる場所」ではなく、「子育て支援基幹」として保護者と子ども両方のケアをしていくことが重要となってきます。
ぜひそのあたりも考えながら、保育士の教育も考えられるといいかと思います。
教育にもたくさん種類があるかと思いますが、まずは一般教育というところで次回以降お話していきたいと思います。
ぜひご覧ください(あらい)。
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