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- ライター名:荒井 香織
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
人財教育の考え方~その3~
掲載日:2009年8月21日みなさん、こんにちは。
船井総研の荒井です。
本日は前回に引き続きまして人財教育についてお話させていただきます。
今回は、新人研修の1番「自施設を知る」です。
もちろんOJT研修も大切なのですが、最初に行っていただきたいのは、「自施設を知る」ということです。
自施設を知るとは、具体的に、
■トップの想いを知る
■施設の歴史を知る
■施設の理念を知る
ということです。
そのためには、
①トップが創業時、これまでの歴史について話す
どうして、何のためにこの施設をつくろうと思ったか
②トップが今後どのような施設にしたいかを話す
これからどのような施設にしたいか、そのために何が必要なのか
③施設の理念を皆で具体的に考える
理念を普段の行動の中に落とし込むために、具体的行動を考える
①と②は、トップがお話をすればいいので、③についてご説明したいと思います。
「施設の理念はご存知ですか?」という質問を保育士の方に質問すると、「覚えてはいます」という返答を頂きます。
では、「具体的に日々の行動の中で理念を実践していますか?」という質問に対しては、「あまり意識したことはない」「理念を普段の行動の中で落とし込むということがわからない」という返答です。
何故かと申し上げますと、「理念があまりにも抽象的すぎて、イメージが湧かない」、「具体的に考えたことがない」などが理由です。
せっかくの素晴らしい理念も実践されなければ、全く無駄になってしまいます。
理念を皆が共有し、日々の行動の中で実践するためにはどうしたらいいでしょう。
次回は、その考え方についてお話したいと思います。
次回もお楽しみに(あらい)。
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