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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:荒井 香織
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

人財教育の考え方~その4~

掲載日:2009年9月14日

みなさん、こんにちは。
本日は前回お伝えしました理念を現場にどのように落とし込むかについてお話したいと思います。

みなさんの企業、施設でも経営理念や保育理念があるかと思います。
しかしいろんな企業、施設様でお話を伺っていると、その理念の現場への落とし込みが難しいという現場がたくさんあります。

朝礼での唱和やクレドカードの携帯など、みなさま工夫をされているようですが、実際の行動レベルに落とし込むのはやはり難しいようです。

そこで私どもがご提案している一つに、「今日の理念の取り組み」を皆で考えてもらう、ということがあります。
理念を唱和するだけでは、その内容を理解するのではなく、言葉を覚えたことにしかなりません。

ですから、朝礼などで、本日の理念をまず一つ決めてもらいます。
そしてその理念について具体的行動を考え発表してもらいます

大事なことは、その理念をどのように行動にうつすかなのです。
その具体的行動を考える時間を設けないままに、理念が浸透していない!というのはおかしい話です。

例えば、理念の一つに「保護者様一人一人への親切丁寧な対応」というのがあるとします。
これを具体的に考えると、
「本日迎えに来てくれた保護者様一人一人に必ず1分は時間をとり、最近の子どもの家庭での様子を聞く」
という目標を立てるとします。

どうでしょう。先ほどまでは、親切丁寧な対応という大きな題目でしたが、具体的に行動目標を決めることで、どのように行動したらよいか明確になりませんか?

大事なのは、日々考え、目標を立て、その目標が達成されたか確認し、次回の改善に繋げることなのです。
ぜひ、皆様の施設でも具体的行動レベルまで落とし込んだ理念の共有を図ってみてくださいね(あらい)。


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