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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
多店舗化の法則(3)
掲載日:2009年9月25日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は前回に引き続き多店舗化の法則についてお伝えします。
多店舗化の際に最も重要なことは「キャッシュフロー」です。
当然、施設開業には多額の資金が必要となります。
これまで急拡大をして経営悪化を招いた企業は他業種も含めて数えれば
きりがありません。
それくらい、多店舗化とはリスクの高い戦略であるということも合わせて
考えなければならないのです。
「そんな事は当然のことだ。」
という方も多くいらっしゃることと思いますが、実は以外な落とし穴もある
のです。
よくあるのが、
・1施設目の採算目安が付く前に2施設目を新規開設してしまう
・シミュレーションを既存施設で目安立てし、全く違う結果が出てCFが悪化する
それ以外にも基本中の基本ですが、現金と返済のバランスが崩壊するなども
少なくはありません。
エリアの市場性や成長性を見ることも重要なのですが、それよりもまずは、
経営にどのようなインパクトを与えるのかを十分に配慮した上で多店舗化
を考えてください。
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