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- ライター名:都築 裕一
- 会社名:キャリアフィールド株式会社
- 国内最大級の保育専門の求人サイト「求人情報ナビ+V」を運営。 求人サイトだけでなく、保育学生向けフリーペーパーや就活イベントなど独自の展開で、人材サポート実績は、1,600社4,000施設。
ゆとり世代への対応(面接・選考)
掲載日:2009年10月 2日 実は、人材採用の業界で10年目の私ですが未だに、面接が苦手です。
苦手と言っても、緊張するとか、うまく話せないといったものではなく、数時間の面接で、人を理解するのは難しいと考えています。
今まで、中途・新卒など合わせて2,000人以上とあってきましたが、なかなか上達しませんでした。テレビなどで面接の達人を名乗って「ひとを見抜く力があります。」と自信満々に話しているのを聞くと「本当かな」と疑問に思っています。
そのように悩んでいた時に、ある方にアドバイスを頂きました。
「将来は見抜けませんよ。だから過去を掘り下げるのです。」
社会人経験のない学生に漠然と「将来像」を質問しても、当てにならない回答や、面接のために用意された回答しか返ってきません。ですから過去の姿勢を問うのです。過去と言っても、高校時代や中学時代の話をされても、参考になりません。
できれば、短期的なエピソードではなく、継続した取り組みの中での姿勢を見ていくのです。
「チャレンジ経験」のない人が、「リーダー」を目指したり、「壁にぶつかって苦労した経験」のない人が、苦労を積み重ねることはできません。
当社の面接では、学生時代に取り組んできたことを聞いています。
何に取り組んできたかはあまり関係有りません。「どのように取り組んできたのか」を聞いてきます。勉強や部活、アルバイトでも何でも構いませんが、再現性のありそうな取組みで人となりが見えるものが聞き出せるととても参考になります。
重要なのは、「どのように」「なぜ」という部分です。
2段階、3段階と掘り下げていくことにより、面接のために準備できていないホンネや本質を見ることができます。
物事に取り組む根本的な姿勢は、なかなか変わりません。
ですから過去の掘り下げが必要になるのです。
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