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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
保育所運営のリスク(3)
掲載日:2010年1月 8日みなさん、明けましておめでとうございます。
船井総研の大嶽でございます。
本年も保育経営ナビをどうぞ宜しくお願いいたします。
それでは今年最初の記事をご紹介していきたいと思います。
さて、今回も前回に引き続き、保育所運営のリスクについて
ご紹介していきます。
3回目の今回は、
「コストリスク」
です。
企業は当然ながら収入が支出を上回り、現金が尽きてしまう、もしくは
借りたお金よりも現金もしくは現金化できるお金が足りなくなった状態、
つまり債務超過状態で経営が回せなくなった状態のときに心不全を
起こします。
このリスクはどんな商売でもどんな企業でも付きまとう問題です。
だからこそ、リスクを想定した経営が必要になるのは言うまでもありません。
この保育事業の立ち上げにあたって「コスト」には、2種類あります。
・初期(イニシャル)コスト
・運営(ランニング)コスト
どちらも重要な問題です。
初期コストについてのポイントは、ズバリ「投資回収」と「キャッシュフロー」から
見極めることです。
そして、そのためには3年間~5年間のランニングコストと営業利益を把握しな
ければなりません。
それによって、MAXのキャッシュフローを読み取り、その膨らみから最適値及び最高値を
検討するのです。
もし分かりづらければ一度お問い合わせください。
ohtake_hironobu0212@funaisoken.co.jp
ランニングコストについては言うまでもなく、如何に抑えるかが問題ですが、
保育業とは労働分配率が60%程度と非常に高い業界です。そして、それは人員配置
基準や質の担保の視点からあまり減らすことが出来ません。
よって、その他の経費や家賃を抑えることがポイントになります。
是非ご検討ください。
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