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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
立地を間違えると全てが狂う!(2)
掲載日:2010年2月12日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
今回は前回に引き続き、
「立地を間違えないための手法」
をお伝えします。
今回は、
「商圏設定」
です。
保育園の商圏は非常に狭いのが特徴です。
何故ならば、
「親御様が通勤を考慮して入園を決定する」
からです。
一般的に小売業や他のサービス業では、ついでに寄ったり、余裕のある時間
を利用して来店します。
よって、ある程度商圏は広がります。
しかし、上記の条件により、保育所の商圏は、
「およそ500m~1km」
となります。
徒歩も自転車も車で通う方も所要時間10分程度のイメージです。
20分も30分もかけて通うというのは現実的ではありません。
(よほど待機児童が多く、どうしようもなく通う方は別です。)
よって、それをベースに商圏を決めます。
しかし、商圏設定特有の、
「分断要因」
というものがあります。
川、幹線道路、線路などがそれにあたります。
これらを考慮して大よそ保護者が通うことに抵抗ない範囲を決めるのです。
是非これを意識してください。
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