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保育業界成功事例

    • ライター名:荒井 香織
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

クリニックとの連携で「病児保育」を打ち出さず集客する保育園

掲載日:2010年3月12日

みなさん、こんにちは。船井総研の荒井です。

本日は東京都にありますL保育園についてご紹介したいと思います。
こちらの保育園は認可外保育所で、20坪程度の面積ですが、普段は常時15名程度の子ども達を預かっています。
駅から徒歩1分という好立地の中、周辺は高級住宅街が立ち並びます。

月極めの定員は6名に対し、他は一時保育の子ども達。
エリアは高所得者層の方が多く、専業主婦の方々も多いです。ですから、買い物やお稽古事などに気軽に預けられるL保育園にはいつも子ども達が集まります。

こちらの強みは、なんと言ってもクリニックと連携した病児への対応です。施設は2階にあるのですが、1階にはクリニックがあり、子どもが病気になったときは、下のクリニックにて診療してもらえます。
一般の保育所では、子どもに熱があるときなど、保護者さまがお子様を迎えに来なければなりません。
しかし、こちらの保育所では、保護者様が迎えに来るまでお預かりをします。
これも常に下に看護士が待機しているという環境があるからこそできることです。

ただし、病児保育としての打ち出しはしておりません。あくまで、子どもが熱をだしたとき、病気になったときでも保護者さまのお迎えまでは預かります、というスタンスです。
ですから、最初から病気のお子様を預かるということはしていないのです。
それでも保護者さまの心配事の一つにある、子どもが働いている途中に具合が悪くなったらどうしよう、という心配はなくなります。

教育や食事など、特に変わったサービスは行っておりませんが、それでも常に子ども達がいる状態です。
エリア特性と、保護者さまのニーズをしっかりと把握している施設はやはり人気がありますね。
商圏内の特性と競合の状況から、ぜひ自施設のサービスも考えてみてください。
では、次回もお楽しみに(あらい)。

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