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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
「保育園モデル」では儲からない(1)
掲載日:2010年3月14日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は「保育園」というモデルの限界をお伝えします。
保育園とは、他の商売と異なり、不特定多数の見込み客を対象とする
のではなく、特定少数の見込み客を対象とします。
また、「定員商売」のため、30名定員ならば、常時
30名というキャパシティが決められてしまうのです。
私が5年前にこの業界の研究をし始めた際に、最もネックになったのが、この
「特定少数の客を対象に定員商売をする」
というものでした。
ただでさえ、人員配置基準や面積基準が定められている商売です。
はっきり申し上げて、
「これは普通にビジネスを考えたら儲からないな・・・」
と感じたのです。
私は常々、
「保育業界こそ儲からなければならない」
と言い続けています。
だって、社会にとって本当に必要な事業だからです。
そのためには「永続」しなければなりません。
そのためには「経営の安定化」が必要なのです。
次回からそのヒントを少しご紹介します。
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