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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
小売業のMD戦略から学ぶ
掲載日:2010年5月21日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
今回は、「小売業のMD戦略」から学びたいと思います。
MDとはマーチャンダイジングの事で、商品の品揃えを主とした
商品政策を指します。
一般的に、小売業は品揃えの充実が売上に比例します。
船井総研では伝統的な考え方に、「圧縮付加」という経営法が
ありますが、これは、出来るだけ売り場を有効的に使うために
商品を圧縮して詰め込む手法を指します。
これはお客様へ、
「選択肢の幅を広げてあげる」
ことと同様です。
何かを買おうと思った際に、選択肢が多い方が良いわけです。
1つの商品だけを扱ったお店はありません。
帽子専門店でもキャップやキャスケット、ハンチング、ハットといく
つも種類があり、その種類ごとにさらに様々なカラーやデザインがある
のです。
これは小売業では当たり前の発想です。
これを保育業に取り入れたらどうなるか??
保育業のMDは紛れも無く「コース」です。
コースとは通常、保育の種類と時間と日数で成り立っています。
小売業の考え方を導入すると、このコースの品揃えを出来るだけ
増やしてあげる事が重要です。
ただでさえ、コースは月極保育と一時保育しかない園も多いはずです。
よって、時間と日数は出来るだけ選択肢を広げる必要があります。
しかし現実は選べない園がどんなに多いものかと思います。
改めてコース設定を考え直してみてください。
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