みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

さて、今回は前回の保育理念に引き続き、保育方針、保育目標について
ご紹介したいと思います。

保育をするという事は、子どもの生活や人生を託されるわけです。

託された以上、成果が求められます。

単に預かるだけならば、それでも構いません。

しかし、私たちは子どもの成長を支援していくのです。

よって、保育の成果は『子どもの成長』です。

「自分の保育園を卒園していく際にどんな姿に成長するのか」

これを明確にしなければならないのです。
これが保育目標です。

・人の気持ちが分かる子どもになってほしい
・自ら考える力を身についてほしい
・何でも挑戦していける強さを持ってほしい

など色々あるはずです。

中には、

・小学校に上がるまでには基礎学力を完全に習得してほしい
・体力ある子どもになってほしい

などの、学力や体力に関する願いや想いもあるかもしれません。

このように目標を明確にした上で、方針を打ち出します。

要するに、

「目標を達成するために私たちはこんな事をします！」

というのが保育方針です。

このような考え方は企業経営と同様です。

企業理念があり、ビジョンがあり、それを実現するための戦略がある。

保育と経営は概念的には同様なのです。

これが無いと、必ず保育がぶれます。
目指すべき姿が不明確な保育園はスタッフがぶれます。
スタッフがぶれるから考え方にバラつきが出て、子どもに影響を及ぼします。

それは必ず保護者に伝わり、満足度が低下します。

それが積み重なると、人気園とは程遠い姿になります。

是非この保育方針・保育目標を明確に掲げ、それに向かった強い組織を
目指してください。