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- ライター名:都築 裕一
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面接のルール…○○○に自信があります
掲載日:2010年9月 2日前回のコラムで、面接で問うべきは、「行動パターン」だというお話をさせていただきました。では、どのように聴きだしていくのでしょうか?
【パターン1】
「私は、コミュニケーションに自信があります。」という学生
面接官:「コミュニケーションに自信があるとおっしゃいましたが、
それが具体的にわかる出来事を教えてください。」
学生 :「以前ゼミのメンバー間で対立した時、私が仲介役になり、
妥協点を見つけて、仲直りさせました。」
面接官:「どんな内容で対立したのですか?詳しく教えてください。」
学生 :「ゼミ旅行の方針についてです。」
面接官:「方針とは、どんな方針ですが具体的にお話ししてください。」
学生 :「方針というほどのものではありませんが、旅行の行き先です。」
面接官:「(両行の行き先で喧嘩しただけじゃないか…)」
面接官:「どのように解決したのですか?」
学生 :「先輩など色々な方にアドバイスをもらいみんなと話し合いました。」
面接官:「色々な方とは具体的に教えてください。」
学生 :「ゼミの仲の良い先輩です。」
面接官:「他には?」
学生 :「…」
面接官:「では、みんなとはどんな話をしたのですか?」
学生 :「お互いの意見を一生懸命に聴きました。」
面接官:「一生懸命とは具体的にどんな方法ですか?」
学生 :「主に携帯のメールです。メールの方が気を遣わなくていいので…」
面接官:「…有難うございました。」
これはわかりやすい例ですが、
まず、質問しないと具体的に話ができないようでは、コミュニケーション力があるとは言えません。そして、コミュニケーションに自信のある具体的事例がこの程度では、あまり期待できません。
面接では、具体的に聴いていくと、見えなかったものが見えてきます。
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