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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
環境ビジネスから学ぶ
掲載日:2010年9月10日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は「環境ビジネス」から保育経営を考えていきたいと思います。
船井総研で私が属する第三経営支援部は、
・環境
・介護
・幼稚園
・保育
という大きく4つの分野で構成されています。
先日ある会計事務所向けのセミナーにて、
「今後有望なビジネス」
というテーマで介護、保育、環境のそれぞれの専門コンサルタントが講演
しました。
国も今この3つの分野は成長産業として位置づけています。
改めて、環境ビジネスについて、講演を聴講したのですが、非常に興味
深かったので、ご紹介させていただきます。
冒頭、弊社の専門コンサルタントが言ったのは、
「環境ビジネスは儲かりません。」
という話です。
恐らくこのナビをご覧いただいている方の中にも、
「環境ビジネスってこれからの分野だし、儲かりそうだな・・」
と思っている方も少なくないかもしれません。
しかし、事実儲からないそうです。
環境ビジネスの場合はほとんどが、「設備に掛ける投資が大きい」ということが
前提にあります。
それを回収していこうと思うと、順調に進んで5年~10年くらい掛かるそうです。
エネルギー分野、水分野、空気・大気分野などなど。
こう考えていくと、今成長すると言われている分野は、
「儲からないが、長期的かつ安定的に伸びる分野」
であることが分かります。
保育業界も同様です。
一部大手を除いては大儲けできる事業ではありません。
そういう事業で大切なのは、
「一つ一つの工夫・取り組みを確実に行っていく事」
です。
私の支援先でも、
「保育園って儲からないですよね。。」
という事をいつも言っている方がいます。
そんな事言っている時間があったら一つ一つの取り組みを
やるべきなのです。
その先には明るい未来が少しずつ開けてきます。
そうやって上手くいっている企業もあるのです。
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