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異業種の成功事例・トレンドから学ぶ保育経営

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

コトラーの「マーケティング3.0」から学ぶ

掲載日:2010年10月 8日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

今回はアメリカの経営学者であるコトラーの新刊、「マーケティング3.0」から
保育経営を考えていきたいと思います。

市場が成長期の場合、「製品志向」、市場が成熟すると「顧客志向」、さらに市場が
安定・衰退すると「価値志向」になるというのがコトラーの考えですが、非常に共感
します。

これは、市場の成熟度問わず、これからはまさに「価値志向」であり、それをマーケ
ティングに落とし込むと、

「ソーシャルメディアの時代」

と考えられます。

ソーシャルメディアとは、ミクシィやツイッターなどに代表されるSNSなどが最も
分かりやすいと思いますが、言いたいことは、

「評判をどう創るか」

ということになります。

評判とは言い換えると「口コミ」です。

人が人に口コミをする感情や心理を整理すると、

「感動体験」

「記憶」

「共感してほしい」

「口コミ」

ということです。

要するに、「感動」を与えることが重要になります。

人が感動するときというのは、

「予想外」

の時に感動します。

サプライズや初体験というのはまさに予想外の典型です。

それこそがまさに価値であり、この価値を提供することがこれからの時代に
最も大切なマーケティングの考え方になるのです。

価値とは2つしかありません。

1.不安や悩みを解消してくれる
2.欲求を満足してくれる

これを深く追求し、提供することで感動が生まれ、評判・口コミとなるのです。


皆様は保護者にどんな価値を提供していますか?
どんな感動を提供していますか?

ただお子様を預かるだけでは感動は生まれません。
なぜならば保護者様は、

「保育園は子どもを預かってくれる場所」

という意識を持っているからです。

保護者様の予想外のことをしなければ感動は生まれないのです。

「ただ預かるだけではない保育」

を追求してください。

私も今これを研究しているところです。
既にいくつかのクライアント様ではこれを実践していただいてます。

詳細はタイミングを見て発表いたします。

これからの時代は、「価値提供」しかないのです。

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