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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
求める人材像を明確にせよ!
掲載日:2010年12月24日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今年ももうすぐ終わりを迎えようとしています。
皆様にとってどんな一年だったでしょうか?
今年は保育園の新規開設も例年以上に多かったと思います。
その一方で、私のところには、
「開設したのは良いが、経営が上手くいかない」
という声もいくつかいただきました。
どうも保育園を立ち上げれば上手くいくと思っている人が多いようです。
そんな簡単な事業ではないことを改めて身にしみて感じなければなりません。
来年も是非正しいやり方で開設する術を改めて身に付けていただきたいと思います。
さて、今回は採用についての最終回。
もっとも大切なことですが、求める人材像の明確化についてです。
他の業界でもそうですが、求める人材像を明確にしている企業は採用にブレがありません。
今、保育業界では、特に都心を中心に売り手市場となり、保育士を採用するのが困難になっています。
それによって、「とにかく人を採れ!」という風習が根付き、コンセプトが不明確になりつつあるように
感じます。
しかし、企業として理念を掲げ、それを一貫して保育として提供していくためには、人材像を
明確化することはとても重要なことなのです。
私たちの会社でも、ここには大きなこだわりがあります。
1.成長意欲が高い
2.素直・プラス発想・勉強好き
3.自立思考が高い
という観点はとても大切にしていることであり、会社の理念と風土からこれを満たす人材
が必要になるので、それにそぐわない人材は採用しません。
仮に計画以下の採用になろうともここは徹底しています。
その分、ある程度投資をしてでも、そのような人材を集める工程に注力します。
人材とは、会社や保育園の理念を具現化する大切な経営資源です。
ですので、その理念に合った人材を採用しなければなりません。
そのためには、募集段階でそれを訴求していくことは当然ながら必須になります。
また、面接時にもそれを徹底して伝えて、それに賛同してくれる人材を採ることが
重要です。
新規の開園にとって、人材採用は特に重要な要素です。
是非このことを忘れずに採用をしてくださいね。
それでは良いお年をお迎えください。
皆様にとって来年も良い年になりますように。。。
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