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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
認可保育園は独自性が求められる時代になる
掲載日:2011年1月14日明けましておめでとうございます。
船井総研の大嶽です。
本年も当サイトをどうぞ宜しくお願いいたします。
さて、今回は「独自性」というお話をしたいと思います。
現在認可保育園は正直なところ、経営的に保育業界に限らず、
他の業界などを含めても安泰業態であると言えます。
しかし、これからの事を考えてみてください。
・幼稚園が競合になる可能性が高い
・民間企業の参入が増える
・補助金・利用契約形態等のスキームが変化する可能性が高い
・少子化
などを考慮すると、今までのようには行かなくなる可能性が高いのです。
そんな中で、地域の人気園を安定的に維持するためには、「変化」を
しなければなりません。
少なくとも今から準備をしなくてはなりません。
その上で是非知っておいていただきたい経営テーマが「独自性」です。
要するに、
「他と一緒では生き残れない」
ということです。
これは競争環境の激しい業界ほど切実なテーマです。
当たり前の話ですが、他と一緒ならば比較をされます。
比較をされるということは、入園率が下がるということであり、特に価格
や立地条件の良いところに流れるのです。
これでは経営的に疲弊します。
ですから、「他ではやっていないこと」、「自分たちしか出来ないこと」にこだわり
それを徹底して磨き上げて地域一番を創るのです。
詰まるところ経営とは、「自分たちの存在価値を高め、その価値で利用者と繋がる」
ということなのです。
これはこれまで私自身が業種問わず約500社の企業経営に関わってきた一つの大きな
回答なのです。
是非ご検討ください。
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