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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
保育計画を作ろう!(3)
掲載日:2011年2月10日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は前回に引き続き、保育計画について。
いよいよ現場レベルで重要となる、
・デイリープログラム
・年間行事
についてご紹介したいと思います。
保育園というのは、一般的に「子どもたちの生活の場」ですので、1日の
流れをきっちりと作り、その流れの基に生活をしていきます。
また、当然ながら年齢や発達過程において過ごし方は変わりますので、
その年齢に応じたプログラムを作らなければなりません。
保育園によって大きな差はありませんが、大切なのは、
「一つ一つの工程においてどんな意味を独自に見出すか」
ということです。
単におやつと言っても出すものは千差万別。
着替えの時間や片付けの時間だって教育なのです。
もちろん、自由遊びや設定保育の時間は教育的な価値をどう出すかがポイント。
単に一日の流れを作れば良いと言う問題ではありません。
これは、行事も同様です。
一般的に季節行事や遠足などは多いですが、地域を巻き込んで行う行事や、普段は
中々出来ない体験を交えることで、独自性は生み出せるのです。
ここまで徹底してこだわって作っている園は多くありません。
しかし、このような細かな部分にもこだわり、保育を実践すること、そしてそれが保育課程
や指導計画の中のねらいや目的と一貫していること。
これが大切なのです。
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