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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
認可外保育園が2011年~2013年に進むべき方向性(2)
掲載日:2011年3月22日平成23年3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震
により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
当社は、本業の経営コンサルティング及び各種セミナーを通じ、
微力ではございますが、各企業様を引き続き全力でご支援させ
ていただく所存でございます。
何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
被災された皆様のご無事と被災地の一日も早い復興を社員一同
心よりお祈り申し上げます。
さて、今回は前回に引き続き、認可外保育園が今後進むべき方向性を
考えていきたいと思います。
前回の北陸の過疎地の認可外保育園のお話ですが、ここが園児を増や
している理由は一点です。
「他の認可保育園がやっていないことをやっている」
本当にこれだけです。
具体的にこの園では「徹底した教育」を強みに運営をしています。
地方の過疎地になればなるほど幼稚園も認可保育園も教育での差別化
という概念が弱くなります。
これは当然のことです。尚、これは教育をやっていないという意味ではありません。
もちろんすばらしい教育理念を持って経営をされているところはたくさんあると思います。
よって、教育という視点での経営的差別化をしなくても差別化できる方法はあるという
意味です。
この園では、○○メソッドなどの教育メソッドを複数導入しています。
そうすることにより、他ではやっていない独自性が築き上げられます。
それが、結果的に魅力として写り、
「これをやってくれるところは他に無いからこの園に通いたい!」
という保護者のニーズを満たすことになるのです。
これはあくまで一例ですが、全国にはこのように独自性を築いて安定経営を実現している
認可外保育園がたくさんあります。
特に教育に特化し、独自性を創り出し、差別化している園で成功している園は多いものです。
分かりやすい例で言えば「英語保育園」のような園です。
このような園を私は、
「教育特化型保育園」
と呼んでいます。
これが認可外保育園の進むべき方向性の数少ない1つの形なのです。
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