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異業種の成功事例・トレンドから学ぶ保育経営

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

ダイシン百貨店から学ぶ

掲載日:2011年4月15日

平成23年3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震により
被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

当社は、本業の経営コンサルティング及び各種セミナーを通じ、微力で
はございますが、各企業様を引き続き全力でご支援させていただく所存
でございます。

何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

被災された皆様のご無事と被災地の一日も早い復興を社員一同心より
お祈り申し上げます。


さて、今回は大田区大森にある「ダイシン百貨店」をご紹介したいと思います。

この百貨店は、最近百貨店業界でも注目されており、メディアにも数多く登場
しています。

私も、以前から気になっていたので、実際に行ってきました。

ここは、大森駅から7~8分のところにあり、高島屋や伊勢丹、三越のような
百貨店ではなく、

「とにかく地域に密着した経営をしている」

ところがポイントです。

まず、入店して驚くのが、

「スタッフの多さ」

です。

1階が食品スーパーになっているのですが、ここにも接客対応人員がたくさん。

普通のスーパーでは人件費の問題から考えられない光景です。

そしてもう一つ驚くのが、

「高齢者が多いこと」

です。

ここで結びつきます。

「高齢者の購買支援にために、人員配置を手厚くしている」

のです。

あるシーンでそれを確信しました。

スーパーで買い物をしていた高齢者にスタッフが声をかけて、

「○○さん、今日は何を買いに来たの??」

と肩をたたいて声を掛けたのです。

また、スタッフが少し大きな荷物を出口まで運ぶシーンもありました。

さらに、2階の日用雑貨コーナーなどでも、とにかくPOPは分かりやすく、
陳列も分かりやすくが鉄則です。

高齢者にとってはとても買いやすい売場という印象が一目で分かります。


このように、地域に愛されるお店というのは、徹底して、

「お客様のために何をすべきなのか」

という意識で経営をしています。

これは保育業界でも同様です。

徹底して地域に密着して、地域の保護者や子どもたちのために何が
出来るのかを考えることが必要です。

情報発信をしたり、子育て支援機能を持ったり、悩み相談をしたり・・・


皆様も是非一度見に行ってみると良いと思います。


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