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保育事業を立ち上げたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

この業界はこのモデルで立ち上げよう!

掲載日:2011年6月16日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

さて、今回はこれまで我々が携わった立ち上げの中で、特に成功の可能性
が高い業種とモデルを3つご紹介したいと思います。


■参入パターン1

     ~新規の生徒獲得! 低年齢児の早期囲い込み! 新たな収益事業化!~          

             【学習塾業界・カルチャースクール業界向け】 

            『教育重視型学童保育ステーションモデル』導入

さて、一つ目は学習塾・カルチャースクール業界に限定した『教育重視型学童保育ステーション』の
導入です。

昨今、スクール業界も飽和傾向にあり、特に子ども向けは少子化の影響を強く受けています。

そこで、教育ではなく、『保育』という機能を付加するのがこのビジネスモデル。

 このモデルを付加することによって、以下のようなメリットがあります。

  1.本業の新規の生徒獲得
  2.低年齢児(年中・年長・小学生1年~3年)の囲い込み
  3.会社の新たな収益事業化

 具体的なモデルとしては、

  ・初期投資は300万円~500万円程度。(保証金、内装、備品、看板、セキュリティ、HP・広告など)
  ・送迎を実施(学校→学童、学童→習い事、学童→自宅、公立学童→学童、習い事→自宅)
  ・施設だけでなく、在宅の訪問対応サービス(家庭教師&保育モデル)を実施
  ・学校では体験できない体験プログラム(地域交流・工場見学・職業体験など)を実施
  ・基礎学力向上プログラム(右脳・読解力・暗算・IQ・思考力など=そろばん、実験など)
  ・習い事先(スイミング、習字、そろばん、英語、ピアノなど)との提携(学童特別価格の設定)
  ・有料イベント・長期休暇課外イベントの設定(キャンプ・スキー教室など)
  ・年中・年長の幼稚園後の需要も受け入れる(二重保育対応)
  ・午前中はお稽古事に対して間貸しサービスを実施

 といったところです。

 現状の教室を活かす方法もありますし、新規で教室を開校することももちろん可能です。

■参入パターン2

     ~乳幼児期からの早期囲い込み! 新たな収益事業化!~

           【英会話・語学スクール業界向け】 
           
                『英語保育園』参入


学習塾業界同様に、英会話スクール業界も飽和傾向。

しかし、子ども向けの英会話スクールはそれほどの落ち込みはありません。

そして、英会話市場で唯一伸びているのが「プリスクール」と言われる未就園児を対象にした
幼稚園モデルの市場。

しかし、これでも我々としては不足です。

私たちが英会話・語学スクール業界に提案しているのが、

「英語保育園モデル」

です。

 このモデルを付加することによって、以下のようなメリットがあります。

  1.低年齢児(2歳~)の早期囲い込み
  2.会社の新たな収益事業化

私のご支援先では施設年商5,000万円を超えている施設や、営業利益率30%を超えている園
など、既に成功事例があります。


このモデルの特徴は、

 ・「幼稚園や保育園ではここまでやってくれない!」という需要に応える業態
 ・非競争領域のため、商圏人口が拡大、広域から取れる(郊外ならば自動車30分商圏まで)
 ・英語で特化 ※特化というのは「英語しかやりません」ではない。
 ・必ずネイティブ講師を採用(日本人については保育経験者)
 ・教材は市販のものを活用(海外教材がベター)
 ・対象は2歳~12歳まで(0・1歳はリスク面、教育時期の問題により預からない)
 ・コースは大きく4つ。幼稚園コース、保育園コース、学童コース、スクールコース
 ・出来るだけ競合の無い地域での出店
 ・お弁当は外部搬入もしくは保護者持参。自前調理は極力やらない
 ・営業利益率20%以上も十分に可能
 ・初期投資の平均は500~700万円程度(保証金、内装、備品、看板、セキュリティ、HP、広告)
 ・投資回収は早ければ2年。遅くとも3年では回収。

 といったところです。

 このモデルも現状の教室を活かす方法もありますし、新規で教室を開校することももちろん可能です。


■参入パターン3
 
         ~医療・訪問介護のノウハウを成長市場に活かす!!~
               
                【医療・訪問介護業界向け】 
         
            『病児保育対応型在宅保育サービス』参入


最後のモデルは、医療業界に向けた「病児保育対応型在宅保育サービス」の導入です。

今も昔も変わらず、子どもの病気の際の保育というのは、国としてまだまだ整備されて
いません。

保育園に通っていても、37.5度以上の熱が出ると親は迎えにいかなければならないのです。

それが稀なことならまだしも、子どもの発熱や病気は続くもの。

そうすると、親も仕事に行きづらくなったり、引け目を感じるようになります。

そこでそれを事業化したのが、「病児保育対応型在宅保育サービス」。

ベビーシッター事業とは、公立の保育園とは競争しません。

よって、非競争領域の中で事業が出来るのです。

このモデルに適しているのが、医療業界と訪問介護業界です。

医療は当然医療ノウハウが活きますし、訪問介護は訪問型のノウハウがいきます。

既にいくつかの企業様では実践していただいてますが、確実に成果が出始めています。

このモデルの特徴は、

 ・初期投資が少ない(100~300万円程度) 投資回収は最短で半年程度
 ・訪問型なので商圏が広い
 ・保育園のような箱を持たないため、固定費が低い
 ・公立や認可保育園では絶対にやらない事業。完全に保育業界の空白マーケット
 ・病児・病後児保育を一番商品に据える
 ・将来的な保育園新規開設に向けた拠点化
 ・顧客名簿の獲得
 ・人材の有効活用
 ・法人事業への入口事業化=イベント保育対応→事業所内保育受託事業

といったところです。

詳細は以下のメールマガジンにも記載しておりますので、ご確認ください。


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