-
- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
二子玉川「ライズ」から学ぶ
掲載日:2011年6月16日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は今年東京の二子玉川に新規出店した大型商業施設の「ライズ」から
保育経営を考えていきたいと思います。
私は1年目から最低でも月に1度は繁盛店・注目のお店を見に行くように
しています。
行ったのは日曜日の14時頃でした。
二子玉川の街自体が大きく変化した姿は改札を出れば一瞬で
分かります。
全ての棟のテナントを見ました。
客入りが良いのは、
・フードショー
・H&M
・サーティワン
・玩具コーナー
の4つです。
特にフードショーは圧倒的です。
それ以外はそれほどでもありません。
しかし、全体的には魅力的なテナント構成になっています。
見たことの無い新鮮な店舗が多いですね。
ターゲットも高島屋とは重複していないように思います。
田園都市線の川崎・横浜方面の人たちは、渋谷まで行く必要が
なくなりました。
また、地元住民は日常的に使える場が出来ました。
この数年二子玉川は成長していくように思います。
このように、街は日々変化します。
それは、過疎地が衰退していくことも含めて変化です。
そして、保育園のように施設型の事業をやるにあたっては、この街の
変化を常々傾向として捉えなければなりません。
新しい商業施設が出来た、新しいマンションが開発された場合は、
一気に子どもが増える可能性があります。
その時にどんなファミリーが住むのか(所得性、世帯構成、世帯年齢など)を
把握することで、経営のマイナーチェンジが必要になるのです。
これはまさに、
「マーケティング発想」
です。
一方で街が衰退している場合は、当然マーケットが縮小するわけですから、
徹底して競合園との差別化を図り、一定のコアターゲットから支持されなければ
埋もれて衰退していくだけです。
是非参考までに!!
- カテゴリ: