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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
待機児童に依存しない経営をしよう!(3)
掲載日:2011年7月11日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は前回に引き続き、「待機児童に依存しない経営」について
ご紹介したいと思います。
これから幼保一元化が進むとすれば、間違いなく待機児童は減少します。
一気に幼稚園が保育園化し、受け皿が増えるのです。
しかし、少子化といえども、子どもは常に存在しますので、園児獲得競争
になることは間違いありません。
その中の解決策として前回お伝えしたのが「教育特化」です。
何故特に認可外保育所や認証保育所に教育特化が求められるのか?
それは、認可保育所や私立幼稚園が
1.やらないこと
2.やりたくないこと
3.やれないこと
だからです。
総合的教育を求められる幼稚園、教育よりも生活や保育を求められる認可保育所、
実は教育特化というのは隙間の考え方になります。
もちろん、一部の幼稚園では専門教育を打ち出し、園児募集を図ろうとしている園も
あります。
しかし、大部分の幼稚園が違うのです。
例えば、英語です。
英語に特化した私立幼稚園や認可保育所は超少数派です。
※もちろん明泉幼稚園のような超有名園もありますが。
私の知り合いの英語特化の認可外保育所でも集まっていない園はありません。
また、知育。
ある埼玉県の保育所では「知育」に特化した保育園がありますが、ここも大人気の園
です。
さらに、体育
バディスポーツ幼児園はもう言うまでもありません。
このように、教育を絞り込み、深堀することで、万人受けする園は出来ませんが、一部の
コアファンに対しては受け入れられ、商圏も広がるのです。(遠いところからでも通うように
なる。)
さらに付加価値が高いので、料金設定にも貢献します。
これは絶対に今後認可外保育所が生き残る重要な考え方になりますので、是非
覚えておいてください。
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