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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
セルリキから学ぶ
掲載日:2011年7月11日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は最近プロモーション手法で注目されている「セルリキ」という手法について
ご紹介したいと思います。
セルリキとは、「セルフリキデーション」の略で、「自己清算」という意味を持ちます。
これは、これまでのキャンペーンなどと異なります。
一般的にキャンペーンなどでは、
・30%OFF
・3つ買ったら1つ無料プレゼント
・ポイント還元率アップ
などが多いと思います。要するに現存の商品の価格が下がることや、何か些細な
ものをプラスオンするというイメージですね。
それと異なり、「セルリキ」とは、
「これを買って、さらにこの商品を購入する際に通常3,000円のものを1,000円にします。」
というもの。
例えば、
「スーパーで野菜を買って、さらに1,000円出せば通常3,000円の包丁が買えます!」
というものです。
これは条件として、
「プラスしてお金を払っても買いたいもの」
ということになりますので、あまり安すぎても駄目ですし、普段は中々買えない欲しいものが前提です。
お店側としては客単価アップに繋がりますし、メーカー側としても当然仕入れが増えますので、
メリットは多いもの、さらに消費者にとっても、普段よりも安い価格で買えるので欲しいものであれば
嬉しいのです。
三方良しです。
単に値引きをする時代ではありません。
付加価値を付けて客単価を上げるということです。
これを保育業界で考えれば、一時保育をご利用いただいたら「エステ利用券10,000円→7,000円」
で買えますというイメージ。
もちろん、仕入れは7,000以下。そうすると、保育園も収入増になり、エステも普段売れないチケットが
売れる、利用者も安く利用できるということになるのです。
色々考えられると思いますので、是非ご検討を!!
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