-
- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
待機児童に依存しない経営をしよう!(5)
掲載日:2011年8月19日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回も前回に引き続き、「待機児童に依存しない経営」について
ご紹介します。
それは、「在宅マーケット」です。
ベビーシッター事業のマーケットサイズは約2,500円。
人口15万人都市ならば約2,500万円の需要額です。
独占シェアでの売上が約1,800万円です。
とてもニッチで小さな市場なのですが、それでも保育園と異なるのが、
「民間カラーが強い」
ということです。
ファミリーサポートのようなサービスもありますが、施設型マーケット
に比べれば影響力が全く異なります。
さらに施設を持たないため、利益率が高いのが特徴です。
平均すれば約30%、1,800万円でも500万円の営業利益が出ます。
この在宅マーケット、まだ市場が成熟していません。
また、待機児童に影響しないのです。
理由は、利用者の用途が保育園と異なるからです。
冠婚葬祭や幼稚園・保育園後の需要、病児、送迎需要などが多いのが在宅保育。
専業主婦の利用も多いのです。
保育園に付加するモデルとしても機能するので、是非検討してみてください。
- カテゴリ: