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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
認可外保育所開業初年度で園児が集まらない理由(1)
掲載日:2011年8月26日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は保育所開業で悩みとして多い、
「認可外保育所開業初年度で園児が集まらない理由」
について答えを出していきたいと思います。
保育園を開業される方は当然ながら、立ち上げてすぐに園児を集めようとします。
しかし、いくら待機児童が多い地域でも以外に中々集まらないものです。
私の実績ではスタート所月で50名を超えたという実績もありますが、それも簡単
なことではありません。
中にはスタートしても10名以下だったというケースもありました。
そう考えていくと、保育園の開業には以下の特性があるのです。
1.3~5歳は既に幼稚園もしくは公立・認可保育園に通っているので辞めて移ることはまずあり得ない
2.0~2歳の3学年という限られた商圏内で限られたターゲットでは集められてもたかが知れている
3.仮に4月に開設すると、3月までにどこかの保育園に入っているため、その後は集まりにくい
4.4月以外に開園しても認可保育所の受け皿的に入園するため2月・3月で運営が固まらない状態で退園する
これではどんなに広告を打ってもせいぜい感覚的にはスタートで20名も集まれば御の字ということです。
では開業を成功させるためにはどうしたら良いのでしょうか?
そのポイントは以下の通りです。
1.既に幼稚園や公立・認可保育園に通っている子どもでも対象となるサービスを付加する
2.保育のように季節性が無いサービスで集める
3.保育のように一度入ったら退園が少ない事業ではないサービスで集める
4.これらサービスでまずは集めてそこから保育への移行を促す
5.これらサービスでまずは集めて一定期間は収益を保つ
これが出来れば開業がかなりスムーズに出来ます。
次回からはその詳細についてご紹介しましょう。
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