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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
木の屋石巻水産から学ぶ
掲載日:2011年10月 1日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は被災地の石巻で缶詰を作っている「木の屋石巻水産」から経営を
考えていきたいと思います。
石巻水産さんは3・11の震災で100万個の缶詰在庫を失いました。
しかし、その中から40万個を約3,000人のボランティアの方が拾ってくれ、その
拾った缶詰40万個を水洗いし、ラベルやパッケージも全てはがして販売してい
ます。
まさに、「感詰」ですね。
そんな経営スタンスに共感し、現在様々な企業が木の屋さんから仕入れるように
なっています。
先日私が行ったカレー屋では、それが入り口においてありました。
商品は450円。
缶詰では決して安くありません。
また、一見何もラベルが無いので知らない方は不安になるでしょう。
しかし、私はテレビで見ていたので早速購入しました。
現在、「地縁」という言葉が世の中にとってとても重要な意味を持ち始めています。
経営も一緒。
以下にして地域の人々と一緒に創り上げれるかどうか。地域の人々を巻き込めるか
どうかがとても重要です。
特に保育園は地域の家族を巻き込めるとても貴重な機関であることを忘れては
なりません。
保育園だから在園児保護者しか関係ないというスタンスではいつまで経ってもファンなんて
出来ないでしょう。
だから積極的に地域を巻き込んだイベントやコミュニティ機能を創ってください。
そんなところで「経費が・・・」とか「入園に繋がるのか・・・」という考え方に固執しては
なりません。
もちろん結果的に成果が出ることは大切ですが、今や即効性の高い手法だけに頼る
時代ではありません。
長期的な目でこのような活動を行いましょう。
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