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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
絆のマーケティング
掲載日:2011年11月 5日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は認可保育所にも認可外保育所にも当てはまるこれからの時代の
マーケティングの考え方である「絆のマーケティング」についてお伝えします。
3・11の震災以降、日本という国全体が「地縁」や「絆」を大切にする風土が
生まれていることは間違いありません。
多くの方々が「何となく不安」という心理を常に持っているのです。
そうなると人は「誰かを求めたくなる」のです。
有名な話ですが、震災以降結婚者数が増えているという状況を見ても分かる
と思います。
また、宝石業界では孫との絆、夫婦の絆という名を打った商品が売れているようです。
この時流を、
「絆のマーケティング」
と船井総研では呼んでいるのです。
保育園という場所は常に「保護者と園との絆」が求められます。
もっと言えば、他の業種と比較しても元々この絆が深い業種と言えます。
このような中でさらに絆を創ることがこれからの園経営にとっては大切なのでは
ないでしょうか?
保護者をお客様と思うことも大切ですが、まずは保護者の心を知り、それに
寄り添い、協力して一緒に子育てをしていくというスタンスと意識を持つべきです。
元々保育園というのは「地域密着型事業」です。
規模や売上だけの追求は保育という特性上、性に合いません。
まずは目の前にいる子どもたちと保護者の心に寄り添って絆を深めていくことが
本質であると思う今日この頃です。
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