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- ライター名:荒井 香織
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
保護者を巻き込んだ環境づくりで成功している幼稚園【東京都S幼稚園】
掲載日:2012年2月11日こんにちは、船井総研の伊藤です。
今回は東京都にある、私立幼稚園のS幼稚園さまのご紹介をしたいと思います。 S幼稚園はたくさんの強みがあります。自然環境が充実していて、かつ動物もたくさんいるので、幼稚園での生活を通じて「優しさ」が自然と身につきます。
しかし、本当の強みは「見守る体制」が整っている、ということです。保護者の方が近くにいる子ども10名ほどを見守るのは当たり前で、自分の子どもでなくても、心配し、愛情を持って接し、そして叱るときは叱る。 それが当たり前に行えている環境が、この幼稚園にはあります。
なぜ「自分の子どもだけ」という視点にならないのか。 こちらの園での取り組みの一つで、週に一度ボランティアスタッフを募集しています。そこには子どもを預けている保護者の方もいて、近所の方もいて、お孫さんを預けている方もいて・・・と、様々な方が参加しています。
参加することで、「自分の子どもだけを見ている」という環境から、どの子どもも平等に接し、そして見守る視点がでてくるのです。それが朝の登園のときやお迎えのときに自然と行動に現れています。さらに、その取り組みにより先生との距離も近くなりますし、日中どんな顔で子どもたちが生活しているのかを、保護者はより近くで見ることが可能となります。
一人ひとりの表情や、話す内容全てから成長を感じてもらうことができます。これは、言葉やモノで表現するよりも、何よりも伝わりやすいことなのです。
皆さんの園では保護者と接する機会を積極的に持っていますか? 皆で子どもを見守ろう、という取り組みはできていますか?
ぜひ、考えてみてくださいね。
では次回もお楽しみに!
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