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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
市場性と競合性を見極める!(2)
掲載日:2012年2月24日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は前回に引き続き、市場性と競合性の見極めについて。
特に今回は「競合性」についてご紹介しましょう。
競合は少ないに越したことはありません。
もちろん、だからと言って市場性が低くてはダメです。
あくまで一定の市場があって、競合が少ないということが前提です。
何故か?
感覚的にはもちろん分かると思います。
しかし、論理的に言えば、
「シェアが高いから」
なのです。
競合が3社あれば自社のシェアは船井総研の理論からは大よそ15%~26%
であることが容易に想像できます。
しかし、競合が10社あれば、3%~11%となるのです。
これが同じ市場ならば、当然シェアの高い方が業績が良いのは言うまでも
ありません。
競合はいないに越したことはないのです。
言い換えると、「独占」ということです。
保育園の業界に独禁法の概念は当てはまりません。
徹底して独占市場を狙うのです。
ただし、やはり市場性の高いところに競合はつき物。
これがまさに市場性と競合性のバランスを見極め、最適な場所選びを
するということなのです。
私はクライアント様のところではまず市場を見ます。
そして、その市場内の競合を見ます。
競合が多ければ同じ程度の市場で競合が少ないところを見ます。
それを繰り返し続けてベターな事業モデル、保育内容、価格を考える
のです。
是非参考にしてみてください。
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