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- ライター名:荒井 香織
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
思いを形として提供し保護者の指示を得ている保育園【大阪A保育園】
掲載日:2012年3月10日こんにちは、船井総研の伊藤です。
今回は大阪にあります、A保育園をご紹介します。
A保育園は認可外保育所で、保育の預かり時間が24時間のため、常時たくさんの子どもがいます。多いときは40名ほど預かることもあるそうで、常に教室内は活気づいています。
A保育園の強みは、なんといっても「英語」に触れられることです。
ただ英語のカリキュラムが組まれているのではなく、ネイティブの先生が毎日教室にいるので、話したいときに話すことができます。長いときは半日間ネイティブの先生と一緒に過ごす時間もあるので、英語のカリキュラム以外でも耳で英語を聞き、英語に対しての違和感を自然と取り除くことができます。
日本語を覚えるとき、子どもは耳から入る情報を自然と受け入れていくものです。A保育園では、日本語同様、英語もそのように覚えることが一番良いと考え、「教える」ではなく、「入ってくる」という状態を毎日つくっているのです。
英語を学ぶことで、日本以外の文化に触れ、その上で日本の文化との違いを知り、価値観を小さい頃から広げていく仕組みを作っています。このことから、「これが正しい」という固定観念を植えつけない環境づくりにつながっています。
さらに、日本の文化の良さであるマナー・躾などの教育も行なっているため、保護者からの指示も熱く、卒園して小学生になってもここに通わせたい、という声が上がっています。現に小学生の子どもたちが園に遊びに来て、小さい子の面倒を見ている、という光景がほぼ毎日あるそうです。
ただカリキュラムを組むのではなく、自発的に動ける大人になってほしいという思いを環境として整えているのです。
皆さんの園では思いを発するだけでなく、形に現せていますか?また、その取り組みは保護者に指示されていますか?
ぜひ、考えてみてください。
では、次回もお楽しみに!
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