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- ライター名:伊藤 沙穂理
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
「子ども第一」で日々改善を行なっている幼稚園【K幼稚園】
掲載日:2012年5月26日こんにちは、船井総研の伊藤です。
今回は埼玉県にあります、K幼稚園をご紹介します。
K幼稚園の特徴は、先生たちの主体性の高さです。
独自性が強く、自己主張をはっきりします。
対園長先生であっても、嫌なものは嫌と言いますし、やる必要のないことは必要がないと現場の視点で伝えます。
口論になることも多々あるそうです。
なぜ、このようなことが通用するのか?
理由は、この幼稚園の園長先生の想いや園の理念を全員が理解しているためです。
園長先生ご自身が「現場に寄り添う」、「子ども第一」という想いをもっているために、
現場の先生から見て、子どもにとって必要でないことは、誰であっても気付きを言っても良い文化ができているのです。
「新人だから・・・」
「言っても変わらないから・・・」
「怒られたくないし・・・」
「仕事が増えるから・・」
など、言わない理由は様々ありますが、そんなことを恐れずに先生たちは
子どもにとって最善策を日々提案しているのです。
その、日々改善こそが保護者から支持を得て、
口コミで園の良さを伝えてもらうことができています。
幼稚園という一つの組織の中で、
末端まできちんと理念や想いが伝わり、理解されていることで、
こうまで変化させることができるのだと関心してしまいました。
やはり信頼関係は大切ですね。
皆さんの園では、先生に想いや理念をきちんと伝えているでしょうか?
また、子どもたちのために、何が最も良いか、現場の先生の声に耳を傾けているでしょうか?
ぜひ、考えてみてください。
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