-
- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
さわやか倶楽部から学ぶ
掲載日:2012年7月14日みなさん、こんにちは。船井総研の大嶽です。
今回は船井総研の第3回グレートカンパニーアワードの大賞を受賞された、
ウチヤマホールディングスの介護施設さわやか倶楽部をご紹介したいと思います。
船井総研が定義するグレートカンパニーとは、社会的価値の高い「理念」のもと、
その「企業らしさ」を感じさせる独特のビジネスモデルを磨き上げ、その結果、
持続的成長を続ける会社のことです。
そして、社員と顧客が「素晴らしい会社」と誇りを持つくらいの独特のカルチャー
が形成されている企業を言います。
船井総研の取引企業5,000社の中から選ばれます。
さわやか倶楽部は 98%と非常に高い入居率に特長があります。
その高い入居率を支えるのは、お客様の高い顧客満足です。
具体的には、幼稚園などに訪問して、昔の遊びを教えるなど、業界では珍しい
ボランティア活動を行っています。
また介護施設の運営にも積極的に入居者が参加しています。
スタッフ向け朝礼への参加や、施設の改善提案だけでなく、外来の見学者に対する
施設の案内や紹介なども入居者が行っています。
また同社の一大イベントである社員の誕生日会には、200~300 人が参加して盛大
に行われます。
ここにも希望される入居者や、社員の子供が飛び入り参加したりと、社員と顧客と
家族とが一体となった盛り上がりが見られます。
業績も好調で今年、業界でも珍しいジャスダック市場への上場(持ち株会社のウチ
ヤマホールディングスとして)も果たされました。
同社の、高齢者を高齢者扱いするのではなく、生きがいや社会への貢献といった真
の顧客満足を追求しているのです。
このように、本当にお客様の想いを理解し、その環境を創造する姿勢はどんな
事業でも大切なことです。
保育園も保護者がお客様ではありますが、何よりもまず子どもたちにとって何が
一番良いのか、その子どもたちにどんな環境を提供することが良いのかを徹底的に
追求し、具現化することを愚直に考えなければなりません。
そしてそれは、
「幸せな未来のために今様時期に必要なこと」
に他なりません。
さわやか倶楽部から学ぶことはたくさんありますね。
- カテゴリ: