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明日の認可保育所の経営を考える

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

新システムから考える保育業界の未来(3)

掲載日:2012年9月21日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

前回は認定こども園の進行は幼稚園に限らず保育所も追随し、
幼稚園との競争にさらされるということでした。

それがさらに進むとどうなるか。
それは、

「認定こども園がスタンダード化する」

ということです。

幼稚園は地方から認定こども園化が進み、都心にも広がり、
それに追随して保育所も認定こども園化していくでしょう。

それが数年続き(私は2018年~2020年と予測しています。)、
徐々に認定こども園が増えると現幼稚園、
保育所の数よりも世の中は認定こども園が増えることになります。

スタンダード化するということです。

そうなれば、もはや幼稚園、保育所という業態の存在価値がさらに減っていくことになります。

もちろん、幼稚園でも限られた幼稚園では存在価値を発揮したり、
都心の保育所ではそれでは一定の人気を博する園もあるでしょうが、
それがマジョリティではなくマイノリティになる可能性が高いということです。

そうすると保護者はまず「認定こども園」を選ぶようになります。
そして、認定こども園は直接契約なわけです。

いよいよ経営やマーケティングという概念がもっと重要になってくるということですね。

続く

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