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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
保育サービス企業の歩む道(4)
掲載日:2012年10月14日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、認可外保育所というのは厚生労働省の数値で言えば約8,000園あると
言われております。
(届出を出していない施設を含めると恐らく10,000園くらいになるのでしょうか。)
毎年100園~200園ほど増加傾向にあるのですが、そうは言うものの年間で
約400園が廃園に追い込まれているのです。
全体の5%に相当します。
そして私の感覚では、
「認可外保育所のうち60~70%は赤字園である」
と捉えています。
さらにここから準認可保育所を抜いて、補助金の入らない認可外保育所
だけに限定すると、
「認可外保育所のうち70~80%は赤字園である」
という感覚でおります。
非常に厳しい経営の実態であることは言うまでもありません。
しかし、一方では20%~30%は黒字経営をしており、私のお付き合い
先の中でも黒字園にはその理由があります。
それら園は次のどれかに当てはまります。
・繁華街超好立地24時間型託児所
・BtoB保育
・保育園型プリスクール
これらはあくまでこれまでの認可外保育所を助けるモデルでした。
今後は異なります。
ここに、
・認可事業
が含まれてくるわけです。
次回からはこの4つの事業の組み合わせ型、繋ぎ方を検証していきたいと思います。
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