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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
自動車商圏と自転車商圏の違い(1)
掲載日:2012年10月14日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は地方と都心の立地の考え方の違いをお伝えします。
まず私が定義する都心立地と地方立地ですが、端的に言えば、
・車の保有台数<世帯数
・車の保有台数>世帯数
であり、自動車を主で使用する商圏と、電車・自転車等を主で使用する
商圏では考え方が異なるのです。
まず私たちは10分という時間的ハードルの限界値をいずれにしても商圏時間
として設定しますが、自動車の場合と自転車の場合では肉体的負担が異なる
ものです。
ですから実際には、
自動車商圏・・・10分~15分
自転車商圏・・・5分~10分
となるわけです。
東京のように分かりやすい都心商圏はこの考え方で行いますし、
人口10万人以下のような地方都市でも同様ですが、
一番難しいのは、複合している商圏です。
例えば横浜という場所は両方の顔を持ち合わせます。
電車や自転車も使えば、車の保有台数も多いのです。
この場合は吟味しなければなりません。
さらにそれによって駐車場の有無や立地のポイントも変わるのです。
次回も引き続きこれについてお伝えしていきます。
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