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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
某車検FCから学ぶ
掲載日:2012年10月14日みなさんこんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回はある某車検チェーンから学びたいと思います。
私の自宅の近くに某車検FCで最大の売上を誇る店舗があります。
ここは数年前に船井総研の主任以上を対象としたバスの繁盛店視察研修で
足を運んだことがありましたので、以前からよく知っている店舗でした。
先日驚くべき光景を目にしたのです。
店舗から500mくらい先の大き目の交差点にスタッフが何名も大きな真っ赤な
カードを持ち、お客様にお辞儀をしながら何かを案内していたのです。
そこに書かれていた内容は、
「洗車100円」
です。
一体どのくらいの車が誘導されているのか興味があったので私は店舗まで
行きました。
そこには常時5~6台の車が洗車されていました。
きっと臨時のアルバイトや派遣スタッフなどもいたのでしょうが、20名くらい
でそれを対応しているのです。
1台あたりの洗車時間が恐らく洗車時間以外の時間も含めれば10分。
一度に対応できるのが5台だとすれば、1時間で30台。3000円です。
スタッフ20名であれば時給1,000円で20,000円ですからどう考えても赤字覚悟の
サービスなわけです。
しかし、その洗車中に車検の案内等をしているわけですね。
とても興味深く感じました。
低単価のフック商品を作り、そこから自分たちが売りたい商品を提案し、販売へ
と繋げるという超王道中の王道なのですが、それを洗車100円というびっくりイベント
で集めているのです。
いずれにしても「洗車100円」は印象や記憶に残ります。
そして無料でないところが良いですね。
。Webは無料化し、リアルは有料化による安心訴求
保育園でも何か保護者のためになるイベントのヒントにしていただければと思います。
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