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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
「築地銀だこ」から学ぶ
掲載日:2012年10月24日「築地銀だこ」を知らない方はいないと思います。
今や全国に400店舗近く、年商も200億円を超えています。
たこやきが出店以外でビジネスとして成立するなんて当時は誰も思わなかったでしょう。
何故築地銀だこがここまで成長を遂げたのでしょうか?
ポイントはいくつもあるでしょうが、私がフォーカスしたいのは、
「おやつ需要の空白マーケット攻略」
という考え方です。
みなさんはもしたこ焼きを買おうと思ったらいつ買いますか?
朝ですか?お昼ですか?15時くらいですか?夜ですか?
もちろん大阪のように主食にたこ焼きを食べるケースもあると思いますが、
多くの地域では年に1回あるかないかではあるが夜食べる、昼に食べる程度で
後はおやつ代わりに食べる人が多いのではないかと思います。
先日お台場の「ダイバーシティ」に行ったときに、15時ごろ2階のフードコートに行きました。
キムカツやはなまる、その他そうそうたる店舗が立ち並ぶ中、ダントツ行列を
作っていたのが「銀だこ」でした。
多くの人が「おやつ」として家族やカップルで食べているのです。
決して遅い昼食ではありません。
このおやつ市場というのはスイーツがメインだと思うのですが、逆に言えば
それ以外は存在していないのです。
そこに銀だこのような美味しくてリーズナブルなたこ焼きが入ってくれば当然
その需要は取れるわけです。
ましてやたこ焼きが大嫌いという人はほとんどいないと思います。
成功している企業は常に空白マーケットを攻略しています。
このシリーズでは常に「空白マーケット攻略の重要性」を説いていますが、特に
保育業界ではまだまだあるはずです。
当たり前に感じていることでも「あったらいいな。」を探さなければなりません。
是非皆さんも今週あたり銀だこを食べてみてはどうですか???
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