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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:伊藤 沙穂理
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

イベント集客(3)

掲載日:2012年10月24日

こんにちは、
船井総研の伊藤です。

前回に引き続き、集客のためのイベント提案についてお伝えします。

前回までは「きっかけ」と「伝えること」の大切さをお伝えしました。

今回は「繰り返し参加することで、月極めにつながりやすい」ということを
細かくお伝えしていきます。


イベントは一度行なったら終わりではなく、
頻度を決めて行なっていくことが重要です。

入園前の園児募集のために一度だけイベントを行なってすぐに集まるのであれば問題はないですが、
基本的には一度だけ遊びに来て「ここに決めた!」といきなり週5日での契約が決まる、
というのは稀でしょう。


仮に2園での入園で迷っている人がいても、

(1)ずっとイベントに定期的に参加していた園
(2)口コミで周囲からの評判が良い園で、ずっと通わせたいと思っていた園

この2つの園ではどちらへの入園率が高いと思いますか?

(1)に挙げた定期的に参加していた園の方が、入園率は高まるのです。

子どもにとってもずっとそこで定期的に生活をしてきて、
楽しい思い出や先生との思い出がすでに出来ています。

また、保護者にとってもそんなわが子の表情や成長をいつも見ていて、
周囲とのつながりもできているので、口コミでずっと行きたいと思っていた園よりも
日々の子どもの楽しんでいた姿を見てきた園の方が気持ちが高まります。

幼稚園であれば未就園児教室が最もわかりやすい例として挙げることができます。

まずはいきなり月極めで入園を狙っていくのではなく、
イベントを打ち、そこで数回参加してもらい、
(もしかしたら途中で一時保育や週1~2回の慣らしを経た後で)
月極め週5日のように頻度の高い契約につながる道をつくっていきましょう。

まずは辿りやすい道筋(導線)を保育園側でつくってあげ、
そこのレールに自然と乗れるかたちを提示してあげることが大切です。

その仕組みづくりのために、まずはイベントを行い、
見込み客をつくっていくことが今の保育園の経営にとっては重要
となるのです。

ぜひ、一度イベントについて園で話してみてください。

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