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- ライター名:伊藤 沙穂理
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
絞込みを行う幼稚園【東京都B幼稚園】
掲載日:2012年11月30日みなさん、こんにちは!
船井総合研究所の伊藤です。
今回は保育園ではなく、東京都にある私立幼稚園のB幼稚園さまをご紹介します。
こちらの幼稚園さんは、今年からあることに取り組んでいます。
それは、園児を選んでいくということです。
今回から数回に分けてお伝えしますが、
今回は取り組みの概要をお伝えしたいと思います。
具体的には
・こんな園児を求めている
・日々の保育はこんなことを行っている
・自園に通うとこんな効果がある
ということを打ち出しているのです。
このことは、よくある打ち出しのように感じるのですが
絞込み
を行っているということです。
もともとは、定員割れをおこし、
来てくれる人なら誰でも歓迎
というスタイルでした。
しかし、このままではさらなる定員割れが予想されるのでは、
と危機感を持った園長先生は絞ることを選んだのです。
今まで行ってきた教育内容や保育内容に自信はあります。
しかし、何を行っているかを明確に伝えることができないのです。
また、なぜそれが子どもにとって良いのかを打ち出すことができないのです。
要は、伝え方がわからないのです。
先生が行っている内容や、保護者の方に言われる一言で自信はあるのですが、
具体的にどのようなことを行っているのかを
対外的に打ち出すことができませんでした。
これは、今まで整理することを行っていなかったからです。
そこで、こちらの幼稚園では、
1月に2度半年間、先生全員が集まって2時間ほどミーティングを行いました。
日々の保育内容をまとめることにしたのです。
はじめは先生の理解を得ることから始めなければなりません。
わざわざなぜそれを行う必要があるのかをいきなり理解してくれる先生はいません。
まずは、時間をかけて、これを行う意味と今後どのようにつながるのかを説明し、理解を得ることから始まったのです。
長くなってしまったので、次回に続けたいと思います。
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