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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
選挙から学ぶ
掲載日:2012年12月17日みなさんこんにちは。
船井総研の大嶽です。
衆議院選挙は自民党の圧勝でした。
私なりに世論調査や支持率調査などから議席数を予測していたのですが、
予想以上の自民党圧勝に色々感じることがありますね。
選挙にはマーケティングが必要不可欠です。
どの時期にどの場所で誰が演説し、さらに、応援演説し、誰がどの番組にテレビ出演し、何を話すのか、何に絞って話すのか、差別化はどう図るのかなどなど。
紛れもなくマーケティング力の強い政党は票を伸ばします。
選挙専門コンサルタントもいるくらいです。
今回の自民党は、
・強い経済
・GDP成長率3%以上
・物価上昇2%以上
を掲げて建設国債の発行、日銀の買取、公共工事の強化などの具体策を盛り込みました。
しかし何よりもスローガンである、
「日本を取り戻す」
というフレーズがとても分かりやすかったと思います。
今回の勝因は恐らく3点ではないでしょうか?
・民主党の評価が低すぎた
・第三極の不透明さ、不安定さが目立った
・スローガンが分かり易かった
もちろん、公共工事復活による建設業からの支持、各立候補者の努力などもあるとは思いますが、大局としてはこの3つなのではと考えています。
「日本を取り戻す」
とても分かりやすい。
独自性と差別化が上手く表現されています。
やはり組織でも商品でも、
「一言で表現できるもの」
が必要です。
保育園も一緒ですね。
それによって保護者もスタッフも地域もイメージがしやすくなるのです。
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